バイオコンサルタントのコラム

バーチャル展示会と製品比較サイト、自社に向いているのはどっち?

バイオマーケットjpでは、「バーチャル展示会」を通じて情報感度の高いライフサイエンス研究者と革新的なライフサイエンス研究支援ツールサプライヤーのマッチングを行っています。この革新的なWeb展示会は、バイオベンチャーや新規参入企業にとって、従来の「顕在ユーザー」アプローチにとらわれず、未開拓の市場である「潜在ユーザー」との繋がりを育む場として始まりました。その背景は、多くのライフサイエンス研究者は、既知の製品や確立されたブランドのメーカーに偏重する傾向があり、既存の市場アプローチでは未知の製品や新興企業の価値を十分に評価することが難しいからです。

バイオマーケットjpは、ライフサイエンス研究者向けの「Webメディア」として、多岐にわたる情報を提供し続けています。専門記事を閲覧するためにサイトを訪問した情報感度の高い研究者に、まだ知られていない画期的な製品やサービスを積極的に紹介することで、将来的な「顕在ユーザー」との意義深い関係を築いていただくことを目指しています。

一方でポータルサイトには別の形態として「製品比較サイト」があります。こちらは既に購買意欲を持つ「顕在ユーザー」に効果を発揮します。ただ日本のライフサイエンス研究市場においては、購買は通常、販売店を介して製品を注文するケースが主流のため、確立された製品や既知のメーカーが、一層有利な立場に立つことが多いのです。つまり自社がブランド力のあるメーカーで、競合製品が存在している場合は、製品比較サイトへの掲載が有利に働く場合があります。

バイオベンチャーや新規参入企業は潜在ユーザーの育成に組織で取り組むべきです。実際、潜在ユーザーが顕在ユーザーよりも10倍以上多いという現実があります。これらの潜在ユーザーは、まだ製品に関する情報が限られており、新しい製品や新規参入企業に対する関心を持っています。この未開拓の市場を無視することは、将来の市場成長の可能性を損なう結果となるかもしれません。戦略的に潜在ユーザーとのつながりを築き上げ、市場の成長に向けた基盤をしっかりと構築することが重要です。